
この作品は、アクリル絵の具を用いた“フルイドアート”技法で制作しました。
深い海の底のような濃紺から、光が差し込む浅瀬のようなターコイズまで、さまざまな青が混ざり合い、溶け合うように広がっています。
見る人によっては、波紋のようにも、夜空の渦のようにも映るかもしれません。
僕にとってこの作品は「心の深いところにある、まだ言葉にならない感情」をそのまま形にしたもの。
美容師として“外見”を整える一方で、アートでは“内面”に潜っていく感覚があります。
金や白の差し色は、ほんの一瞬だけ差し込む光や、記憶のきらめきを表現。
偶然が生み出す模様の中に、必然のようなリズムがある。それがこの作品の面白さです。
【制作技法・使用素材】
技法:アクリル・ポーリング(fluid art)
使用素材:アクリル絵の具/円形キャンバス/レジン
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